「幸せの経済学」というドキュメンタリー映画を
観る機会があったらぜひ観ていただきたいのですが
そもそも人は働かなくても生きてゆけるようになっています。
少なくとも一日の大半を
生きるために働く必要はありません。
なぜなら土や水や陽光は
すべての人に平等に本来無償で与えられているものであり
種は限りなく増えていくからです。
種をまけば 作物は自然が育て
わたしたちに与えてくれます。
自分たちが食べてゆくために作物を育てる時間は限られたものであり
一日に何時間も費やす必要はなく
すべての人がする必要もありませんでした。
それ以外の時間
人々は語らい 歌い 踊り
ひなたぼっこをし
狩りや漁が得意な人はそれをして
料理が得意な人は料理をし 裁縫が得意な人は裁縫をして
何も得意じゃない受け取るのが得意な人は感謝してそれを受け取って
何の問題もありませんでした。
ですからお金の不安や自分の存在価値を疑うこともなく
みんな幸せに暮らしていたのです。
一部の極めて欲張りな人たちが考え出したシステムによって
その人たちの富を生むために
大勢の労働力が搾取されています。
冷静によく考えてみたなら
それが好きでやっている場合を除いて
誰かのために
一日に8時間も働かなければ生きてゆけない社会など
失敗しているに決まっています。
なぜ毎日何万トンもの食料が捨てられているのか?
これらは食べられることが目的なのではなく
売られることが目的です。
ですから売られた後でどこへ行こうとどうなろうと
彼らの知ったことではないのです。
ここに 世界には有り余るほどの食糧がありながら
飢餓に苦しむ人がいる理由があり
一部の働かない人たちのために いくら
働いても働いても豊かになれない原因があるのです。
自分を幸せにしない社会のシステムからは
早く抜け出すことを考えなければなりません。
「働かなければ死んでしまう」
という恐れは幻想です。
まずはそのことに氣がつくことが大切かと思います。
わたしたちは暗示にかかっているのです。
過労死するほど働くのは
いったい何のためなのかを疑わなくてはなりません。
あなたは生きるために働く必要はなく
ましてや働くために生きているのではないのです。
試しにプランターでミニトマトや葉野菜など
食べられる作物を育ててみてください。
それだけで
「働かなければ飢えて死んでしまう」
という洗脳から目が覚めることでしょう。
本来労働というものは 奉仕であり喜びであり
自分の持てるものを提供することで
世の中に貢献するためのものです。
あなたが提供したいものは何ですか?
今すぐ考え始めてみてください。
2014/11/26