BLOG 幸せの処方箋

兄弟喧嘩をやめさせる方法  BLOG インナーチャイルドの癒し方

幼いお子さんをお持ちの方は
ぜひこの動画をご覧になってください。

https://www.youtube.com/watch?v=OOpOhlGiRTM

わたしはセラピストなので、
ついその視点から見てしまいます。
この天使のような女の子は下の子が生まれてから
それまでの生活との変化を一生懸命受け入れています。

それまで両親の愛情や関心を
ありあまるほど一身に集めていたのですが
それが下の子に分散されます。
そしてどうしてもまだ手のかかる下の子優先となってしまうのを
自分の気持ちを抑えて受け入れています。

プレゼントを開けるときのしぐさにも
自分が喜ぶことで
ママやパパを喜ばせようという気遣いが感じられます。

「これ持ってどこ行く?
どこでもあなたの行きたいところに行きましょう」
「ディズニーランド!」
「じゃあ、行きましょう」
「うん、行こう」
ここまでは求められている素直で聞き分けのよいお姉ちゃんの顔です。

「今日よ。今から行こう!」
「え?!!本当に今日行くの?」
そのあと思わず泣き出したとき
実際の3歳(前後だと思いますが)児の顔になるのです。
これが仮面を外した本当の姿です。

この子が日々たくさん我慢していたことが表れています。
この子の両親はそれを理解し、受け入れてあげています。

下の子が生まれると第1子は
それまでの立場から一転して
我慢し受け入れる側に回ることになります。

両親の関心が生まれたばかりの下の子の方に向きやすくなるのは
本能によるものです。

動物は一度に6頭も7頭も生まれますから
親は弱い子を捨ててしまいます。
強い子だけ残す方が種の保存に役立つのです。

でも人間の場合は9か月にひとり。
しかも約1年以上自分一人では生きられない状態で生まれてきます。
動物と同じことでは あっという間に
種が滅んでしまいます。

そこで人間の遺伝子プログラムは変更され
小さいもの、弱いものの方をケアするように組み替えられたのです。

その証拠にいつもは「お姉ちゃんでしょ?」
って我慢させられてる方の上の子が病気にでもなれば
ママの関心はそっちに移動します。

上の子の方が体が弱かったり
いじめられっ子だったりした場合にも
そういう逆転現象起こります。

動物の赤ちゃんが兄弟を足で蹴落とそうとしながら
お母さんのおっぱいを飲んでいるのを見たことがあると思いますが
「自分の生存を脅かすものを排除しなければ」という本能の働きによるものです。

子供にとってはおかあさんがライフラインですから
上の子のことを気にかけてあげないでいると
この本能のスイッチが入ってしまいます。

それが「下の子をいじめる」
という行為です。

生存本能によるものですから
叱っても止めることはできません。

止めさせたければ
必要なケアを上の子に与えて生存を確保、
つまり「ママはちゃんとあなたを愛している」
ってわからせてあげればいいのです。

そしてそのための前提条件として
ママ自身が幸せであることを何よりも求められているということです。

今あなたが幸せでないなら
まずはお子さんのためにあなた自身が幸せになる必要があります。
そうなると決意して そこに向かいましょう。

あまりにもこんがらがってしまって
どうしていいかわからなくなってしまっているなら
個人セッションをお役立てください。


2011年2月15日


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