BLOG 幸せの処方箋

マーケティングって心理学だと思う

世の中には

マーケティング
という手法が存在しているようですが

どこかへ行ったり
何かを買ったり
何かをするのは
いつも人間なわけですから

そこには常にその人の心理が働いています。

だからその心理がわかれば
平たく言っちゃえば
ひとの気持ちを理解することができれば

それはひとりでにマーケティングなわけで

それがわからない人が
わざわざお金を払ってまで
マーケティングを依頼したり
勉強するんだと思います。

たとえばなんですが
最寄り駅には
食べログで日本全国のスイーツ部門で堂々第1位の有名店があり
土日などはお店の外にまでずら〜っと並んでいて
ケーキを買うにも1時間位かかります。

ケーキを店内でいただいたりすることはできず
購入のみのお店です。

確かに美味しいのですが
このお店の成功には
ちょっと不思議な力も働いているように感じるから
それは今は置いておくとして

そのお店から100メートル離れたところに
もう一つあるケーキ屋さんのお話をしたいのです。.

そのケーキ屋さんはおそらく
食べろぐ全国1位のお店よりも先に
その場所に開業していたものと思われます。

そうでなければ
いくら自信があっても
そんな場所に開業するなどいう
自殺行為はしないでしょう。

そしてこのケーキ屋さんも
品質もお味もかなりレベルが高く
美味しいケーキを裏のケーキ工房で作っています。

でも近くに凄い集客力を持つケーキ屋さんが
できてしまって
ケーキが売れなくなってしまった。

ということだと思います。
でも一定のレベルを維持しているので潰れはしないのです。

というかケーキ自体には
どちらが圧倒的優位とかいうほどの差はありません。

何かがうまくゆかなくなったのなら
それを解決する方法を探す必要がありますよね?

これまで通りのことを続けて
何かがうまく廻り出すのを待つ、
などという行為は非現実的です。

先日前を通った際に
そのお店の前に
「天然氷のかき氷」ののぼりが出ているのを見て
完全に間違った方向に行ってる
って思いました。

かき氷の機械やのぼりにかけた費用を
他のことに使うべきだったと思ったのです。

このお店にあって
あのお店にない強み
それを活かさなくてどうするというのでしょうか?

このお店の強みとは
お店にカフェを併設しているということです。

この辺りには居心地がよく
お洒落なカフェがありません。
近くには高級高層マンションがあり
潜在顧客はたくさんいます。

であるならば
カフェに力を入れるべきなのです!

自分が売りたいものがケーキであるとしても
それはお客様のニーズであるのかを考えなくてはなりません。

ケーキは足りてる(笑)

足りないのは
美味しいケーキが食べられる
素敵な時間と空間ですよ。

もしわたしに勇気があれば!
アドバイスをしてあげたくて
うずうずしてしまいます。
というかインテリアもわたしがボランティアでやってあげてもいいんだけど(笑)!

人見知りだから
とっても言い出せませんが(笑)

まずお店の正面にデーンと鎮座している
ケーキのショーケースを奥に引っ込めて
その部分もカフェスペースにする

お店は道に面していて
せっかく道を挟んだところに遊歩道があり
景色が綺麗なのだから
出来れば 正面の壁をガラス張りにするか
オープンにできる扉にして
オーニングをつけて
オープンでエアリーなカフェにしたなら

そしてそこにインテリアの持つ力が加わったなら
ケーキセットにして
どれだけケーキが売れるかわかりません。

予算がないなら
壁紙を変えて
テーブルにクロスをかけ
椅子をペイントし
照明と観葉植物をプラスする
ちゃんとしたクオリティのお茶を出す

だけでも絶対に人気カフェにできる自信があります!

※余談ですが 星の数ほどカフェがあるのに、満足できるレベルのお茶を出すお店の方が少ないです。
ですからそういうお店にはニーズがあるということです。

人はなぜケーキを買うのでしょうか?

いい気分になりたいからです!

人はなぜカフェに行くのでしょうか?

いい気分になりたいからです!

疲れや片づけなければならない仕事や問題を忘れ
ほっとしたり気分転換したり
癒されたいからではないでしょうか?

もしかしたら介護などに追われて
ほっとひとりになって自分を取り戻す時間がほしい人がいるかもしれないし

4畳半のアパートに暮らす若者が
夢を描く時間がほしいかもしれないし

二人きりでゆっくり話す時間が取れないカップルが
落ち着いて話す時間がほしいかもしれない

美味しいケーキがすでにそこにあるのであれば
あとはそのスペースを作り出せば
人々に癒しの場を提供できることになります。

わたしはどんなカフェよりも
自分のお家が落ち着くので
もうわざわざカフェに行くことは
待ち合わせ以外はほとんどないのですが

素敵なカフェが
どれほど人の心を癒し
素敵な気分にしてくれる可能性があるのか

あんなに素敵な立地があるのに
持っているリソースを活かせないのは
とっても残念なことですよ。

要するにマーケティングって
思いやり
のことで
お金を払って人に頼んだり
学んだりすることとは違うんじゃないかなって思うのです。

そういえば
以前も井の頭通りにOPENした
手作り風のインド料理屋さんに
アドバイスしたくてうずうずしたこと思い出しました。

その時ももちろん言い出せませんでした(笑)

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