さて オーベルジュドセドナという
オーククリーク川沿いの素敵なレストランでランチして
足をつけたりして
日が翳り始める頃 子宮の洞窟へと向かいます。
子宮の洞窟へ案内してくださるのはセドナ在住暦20年のナナさん
ホールフーズの前で待ち合わせです。
初対面なので少しドキドキ。
わたしはちょっぴりひとみしりなので。。。
でもとってもフレンドリーなナナさんとはすぐに意気投合。
まずはセドナをぐるりと見渡せるエアポートメサから
セドナのいろんなお話を交えて案内をしていただきました。
わたしたちが眺めているのは
ディズニーランドでおなじみの(ビッグ)サンダーマウンテン
よく雷が落ちるからなのだそうです。
ウオルトディズニ―がセドナを愛して
しばらく住んでいたとは知りませんでした!
ウォルト、わたしたち氣が合うね!
と勝手になぜかちょっと嬉しい。
夕方4時に待ち合わせても 陽射しまだまだ強いです!
そうして子宮の洞窟へ!
セドナの植物などについてもいろいろと教えてくださるナナさん。
葉っぱを一枚取るにもちゃんとお祈りして許可を得ている姿が印象的でした。
こんな道をてくてくてくてく歩いて。。。
ナナさんかなり歩くの早い。。。
スタスタスタ。。。
子宮の洞窟のふもとには
古くからあるメディスンホイールがありました。
ここでナナさんが儀式をしてくれました。
まずはひとりひとりセージの煙で清めていただき
東西南北の4つの方位は
春夏秋冬の四季にも対応し
それは子供 青年 壮年 老年という人生の4つのステージにも対応しており
それに天と地を加えた6つの方角に対して
メディスンホイールをぐるりと回る形で
みなで祈りを捧げました。
最後に母なる大地に祈りを捧げ
大地に頭をつけた時
わたしは一瞬氣を失ってしまいました。
わたしはしばらくまだクラクラしておりましたが
ナナさんが
手前にある大きな石に水をかけて祈りを捧げた時
わたしも向かいの東の方角に立っている
守り人のような木に
お水と祈りを捧げたいという衝動が湧いてきました。
そうして木の根元に水を捧げ、祈りを捧げた
そのわずか数秒の間に
走馬灯のように不思議なヴィジョンと洞察を得たのです。
それは 次のようなビジョンでした。
人類は欲望により大切なものを見失ってしまい
そのままでは地球とその上に住む生命が
やがて存続できなくなることを知っていた人類の中に
深く叡智と繋がっている人々がいました。
彼らは自分たちの意見が聞き入れられることはないこと
そして自分たちもまた同じ運命を共にすることになることを
静かに受け入れておりました。
そして
彼らは自分たちが受け継いできた叡智を
もしほんのわずかでも生き残る子孫が存在するなら
時代を超えて受け継ぐことができるよう
そのわずかな可能性にかけて
メディスンホイールにその叡智を込め、託しました。
核の脅威にさらられているのは
実は今回のわたしたちが初めてではないようでした。
ずっとずっと昔の人類も
高度に進化したテクノロジーを持っていましたが
そのほとんどがすべて消滅し
人類のほとんどもこの地上から消えました。
そうしてごくわずかに生き残った人々の
子孫の中から
この叡智を受け継ぐものが現れたのです。
そのものはメディスンホイールで
正しく回り祈りを捧げると
祖先から託された
いにしえの叡智と繋がることができました。
それがわたしたちの祖先です。
とこんなビジョンをわずか1,2秒のうちに見ることになり
わたしは胸を突かれました。
そしてこの洞察から
わたし自身のこれからの人生のビジョンへと繋がってゆき
この10月に再び、そして来年の5月にもまたセドナに行くことを
わたしは決めることになるのでした。
後ろを振り向くと 子宮の洞窟が
少し離れてみると
まさに女性器の形をしているのがわかりますよね~~
大自然の神秘です。
かなり急な壁面を裸足になって登って
ナナさんのサポートで
一人づつまあるいくぼみの中に入ります。
地球のお母さんの子宮の中に着床した
受精卵になった気分です。
そこから見る
ゆっくりと日が暮れてゆく景色は本当に美しく
世界に自分一人しかいないような
そんな気分になるのでした。
7人が全員
子宮の中に入ってしばし時間を過ごして
最後の一人が子宮から再び出る=再誕生した時には
空にはまあるいお月さまが。
なんとも幻想的な美しい夜でした。
わたしたちは美しい母なる地球に
この素晴らしい体験に招いてくださったことへの感謝を捧げました。
【番外編】
さて思い出していただきたいのですが
わたしたち昨日も寝不足&夜明け前から起きていますよね?(笑)
でもこのあと
わたしたちは信じられないようなパワーをみせたのでした。
それはナナさんのこんなひと言から。
セドナは夜が早いからもうレストランみんな終わっちゃってる
でもホールフーズのセイフ―っていう中華レストランがギリギリやってると思う
電話しておいてあげるから。
その瞬間みんなの目はキラ~~ンと輝き
頭の中は中華料理でいっぱいになりました。
ですから そのあとすぐにナナさんが
ざんね~ん、もうキッチン締めちゃったって
と聞いた時の落胆といったらありませんでした。
だってそれじゃあ、サークルKのデリが晩ごはんということを意味します。
もうみんなの頭は中華料理になっていたので(笑)
たしか デニーズがあったはず
というMちゃんの言葉に生気を取り戻し 調べると
なんと10マイル以上離れたコットンウッドの町に
深夜営業のデニーズがあるということが判明しました!
行く?行く?行っちゃう?
デニーズといえば担担麺あったよね?
もうどうしたって中華っぽい味が食べたいのでした(笑)
冷静に考えたら アメリカのデニーズでは中華なかった気がするけど
でもでも とにかく行こう~~!
とすぐさまナビに入れて コットンウッドに向かいます。
まるでセントエルモスファイアとかに出てくる
アメリカのティーンエイジャーみたいなわたしたち。
だってこれって
東京から八王子のデニーズにわざわざご飯食べに行く
くらいの勢いなんだけど
食欲という欲望のパワーに引っ張られて
わたしたちはがぜん元気を取り戻すのでした。
そうしてついにデニーズの黄色い看板が見えた時の
車の中の盛り上がりぶりといったら
きっと車の外にも歓声が聞こえていたと思います(笑)
こうしてDAY5も楽しく有意義に終了し
また睡眠不足な記録を更新するのでした。。。。
DAY6に続く