イルカに学ぶこと

2013-02-12
飛ぶ鳥を見よ
撒くことも刈ることもしないし
蔵に取り入れることもしないのに
天の父はこれを養い給う

また野の花を見よ
紡ぐことも着飾ることもしないのに
栄華を極めたソロモンでさえ
この花ひとつほどにも着飾ってはいなかった

(マタイによる福音書)

イルカは何も持たないで生きている
お家もベッドも冷蔵庫も
だけどいつだってすごく幸せそう

生まれてから死ぬまで何も所有しないで
生きることができるなら
イルカみたいに軽やかに
自然の一部に溶けこめるのかもしれない

わたしたちの祖先だって
そんな風に暮らしていたはず

どこか快適な場所を見つけて
そこを寝ぐらにしたとしても
快適じゃなくなれば
快適な場所に移っていったはず

所有を始めたのは
様々な困難に遭遇したからだ

食べ物が全く採れない時期や
厳しい気候など

だから所有って
恐れに基づいている

イルカは
海の中が限りなく豊かであることを知っているから
いつだって食べ物が得られると思っていて
だから貯蔵なんてしないし
食べ過ぎもしない(笑)

水が冷たくなれば
暖かい場所に移ってゆく

何も持ってなどいないから
移動は簡単なのです

これが荷物を持っていたら
「ちょっと待って今荷物をまとめるから」
ってなって 移動にも腰が重くなる

これが人間社会で起こっていることだ
まして家なんか所有していたら・・・

そして所有したはずのもののために
働かなくてはならない

今私たちが就いている仕事の大部分は
食べることや安全を確保することなど
生きるために直接必要なことではない

もう十分生存が満たされている場所に
どうやってニーズを生み出すか?
「これがあればもっと幸せだとは思いませんか?」
ってオファーし続けること
それが資本主義のビジネスモデルだ

こうして世界のどこかで餓死している人がいるのに
都会ではごみが増えてゆく

そうして何故なのか
ちっともしあわせでい続けることができない

お父さんが働きに行くのは所有を維持するため
家を維持したり 家族の食べ物を買うため

いつから食べ物は
お金を出して買わなければ手に入らなくなったのか?

わたしたちの祖先は
森で暮らしていて
そこでお金なんか払わずに食べ物を採っていた

でも豊かな森やジャングルの近くに住む人々は
世界で一番飢えている

浮浪者の人はお風呂に入ることや洗濯ができないから
いつだって汚れた身なりをしている

いつから泉や川でお洗濯ができなくなったのかな?
川はみんなのもので
コインランドリーみたいに
お金が必要な訳じゃなかったのに

所有するために
働いて
それで人生のほとんどの時間が
所有と所有の維持のために
消えてゆく

幸せを味わう時間は
少しは残っているの?

この世から去る時には
何ひとつ持ってゆくことはできないのだから
「所有している」と思い込んでいることさえ
幻想に違いない

わたしたちは
何のために生きているのかな?

わたしたちの宇宙は
限りなく豊かなはずなのに

イルカが海を信頼しているように
わたしたちも宇宙を信頼したなら
所有は限りなく少なくなるはず

そうして初めて
やっとわたしたち人間は
この地球から搾取しないで
持続可能な生き方をすることができる

少なくとも
必要以上の所有は
わたしたちを重たく動けなくする気がする

これだけ文明が発達したのに
世界中の人々が以前よりずっと幸せになったかといえば
全然なってない

世界中で苦しむ人の数は増え続けている

贅を尽くす人がいる同じ惑星の上で
餓死する人が何万人もいるなんて
どういうことなんだろう?

何も持たないイルカと同じくらい
幸せな人を探そうとしても
まず見つからない

わたしたちの中に植え付けられた恐れ
「これがないと生き延びることができない」
これらはみんな洗脳によるものだ

洗脳はわたしたちの恐れやコンプレックスを刺激して
「もっとないとダメだ」
と思い込ませる

そこから自由になるだけで
幸福度は かなりアップする

宇宙はあなたのお父さん
地球はあなたのお母さん
あなたを決して見捨てたりはしないのだから

イルカみたいに自由に
幸せに生きたいって
そんな風には思いませんか?

わたしはそんなふうに思い始めました

あなたは 何かを得るために
この世に生まれてきたのではなく
何かをもたらすため
与えるために生まれてきました。
そのことをいつも憶えていてください。
スピリット・ガイドからのメッセージ

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