インナーチャイルドの構造 エゴが形成されるとき

エゴは赤ちゃんの時には影も形も存在していません。

エゴは
「自分が安全じゃない」って思い始めた途端に
自分を守るために
「どうしたら自分は安全、かつ優位に生き延びることができるのか?」
って考えだす その考えそのものでできているからです。

ちょうど自衛隊みたいなものですね。

安全だと思っている国(村?)に自衛隊は存在しないように
自分は安全だと思っているひとにはエゴは必要ありません。

早い子供だと1歳過ぎくらいから
このエゴが形成され始めます。

お母さんが独善的だったり
ヒステリックだったりすると
強いエゴが形成されます。

なぜなら子供は
自然にしていたら安全じゃないと感じることが
多くなるからです。

だからエゴとはリラックスしていない状態
つまり緊張状態を
生み出すもとになります。

エゴは、自衛隊と似た構造ですから
同じように五感というレーダーを使って
自分が今どのような状況にあるのかをサーチしています。
そして過去のデータと照らし合わせて
安全か安全ではないかを判断します。

安全ではないと判断すると
その状況を回避するよう働きかけるのです。

エゴとは
危険回避のために自分の頭の中で作り上げた
個別マニュアルです。

迷子やトラブルに巻き込まれるなどの
ハプニングでも強く形成されますし
そういうことがなくても日常生活の中でも
形成されます。

たとえば公園で遊んでいるとき

母 「もう帰りますよ」

子供「もっと遊びたい~~」

・・・ハートの欲求に従っている

母 「ダメ」

子供「いやだ~~(泣く)

・・・感情(欲求)を抑えないで表現しているために

このまま泣き止むまで待ってあげれば
落ち着いて あきらめることができる
ここでお母さんが「もっと遊びたいんだよね」
って気持ちを分かってあげると
さらにGOOD

でも たいていの場合

母 「泣かないの!もう十分遊んだでしょ?」
「そんな子は置いてゆくから」

・・・感情的に反応 怒り
子供の(欲求)感情に対して『悪いこと』
というレッテルをはることになる

すると子供は
「自然に表現しちゃダメなんだ」
「言いたいことを言ったら危険だ」
と学ぶようになります。

もしかしたら 何かを欲しがること自体
「いけないことだ、危険なことだ」
と学ぶかもしれません。

あるいは
「楽しいことをいつまでも続けてはいけない」

などというマニュアルを作ってしまうことがあるかもしれません。

こういう声の集まったものがエゴの正体です。
エゴの言語は「~~~べき」です。

セッションしていてこれらの条件づけは
実に多くのクライアントさんの中にみつかりました。

これらの条件付けを持つ人は
大人になっても

「いいたいことを言うのが怖い」

と感じたり

欲しいものを欲しいと言ってはいけない

欲しいと思ってはいけない

何を欲しいと思っているのかわからない

というような経過をたどることもよくあります。

これはほんの一例ですが
こんな風にエゴは
過去のデータを元にして 推測を行い
この先の危険をできる限り排除しようとしているのです。

問題なのは過去のデータを元にしているという点で
現在の状況にはそぐわないし
過去以上の飛躍ができないということになります。

このあたりのことは
過去の記事にたくさん書いてありますから探してみてください。

あなたはもう
誰かの庇護がないと生きてゆけないわけではないのです。
そのことは 誰かに気にいられなくとも
依存しなくても生きてゆけるということを意味します。

もう100%自由なんです。

新しい時代のエネルギーは自由度を増しています。

今まで不可能だったことが
これからはどんどん可能になってゆきます。

それなのに
自分を縛りつけている
過去のマニュアルに従っていて
本当にいいんですか?

過去の取り扱い説明書は
もう通用しないのです。

なぜならあなたは最新バージョンにアップデートされているからです。

過去マニュアルは「全捨て」で大丈夫です。

2017年11月2日

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